「イタリア版 王子0番地」  2006.9

講談社刊 マガジンZ 2004年10月号掲載の読みきり作品でしたが、なんだか縁あってイタリアにて発行されている漫画雑誌、「KappaMagazinPlus」Vol.171にて
掲載してくれる運びとなりました。
この本は主に講談社系の作品が掲載されている漫画雑誌なのですが、文化が違うのか200ページ程と薄いのに結構高いようですね。800円くらい?
値段も薄さも、同人誌みたいですかな。

「ああっ女神様」や「なるたる」「スチームボーイ」などごっちゃに載ってるようですね。
おお、「げんしけん」は「OTAKU CLUB」か!身もフタもないタイトルになってるな(笑)!

この本の内容は講談社と「イタリア国内のみでの出版契約」になっているらしいので、通常は日本国内では入手不可能で、
イタリアから逆輸入する必要があるようです。輸入雑誌を扱ってる店何件かに問い合わせてみたけどダメだったので、
確実なのは個人輸入ですかねえ…。

なお、この映像は「裏表紙」です。欧米は本は左綴じ左開きなので、右綴じ右開きの日本の漫画だと逆焼きで
人間はみんな左利きになってしまったりしていましたが、この雑誌は元のままに拘りがあるようで、
欧米的には巻末の方から読むことになっています。

タイトルページ。
しかし裏表紙のタイトルでは「OJI CITY ZERO」なのに、本編では「OJI ZERO CITY」かい!
いー加減だな…

ここのページは日本語版もこのサイト内に掲載してるので、比べて見てみて下さい。
王子は「PRINCIPE」なのね。そのまんまか。リン子も「RINKO」。イタリアでは「O音」で終わる名前は男のようだけど
(「マリオ」とか。だから「マリコ」とかは男と思われることが多かったらしい)替えずにそのまんまでやってますね。


「擬音が変わると違和感あるなあ」という神宮寺氏の弁。
日本の漫画の擬音表現は一般的なものとは別に漫画独自に発展してるものも多いので、その違いもあるのかも知れないかな?

現在少年シリウス連載中の「ZERONの火蓋」の方も、香港版、韓国版が出るようです。
こっちは比較的イタリア版よりは入手しやすいかもね。近いし。


2006.12.04

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