第24回 漫画は顔が命… 2007.6.25公開


前回更新から約2ヶ月、ちょっとお久しぶりです。
連載終了後早くも4ヶ月が経過しましたが、まだまだこのページへの検索アクセスは多く、まだまだファンサービスが求められるところです。
前回第23回では香港版ゼロンの単行本を紹介いたしましたが、既に出てる分では韓国版の単行本もあります。
そのうち作者の手元に届いたらまたお見せいたしますので宜しく。少なくともネタはあと一回はあるな(^^;)。

さて今回紹介するのは、「キャラクターの顔の修正指示」です。
ZERONの火蓋が始まるに当たって、大きな前提に挙げられたのは「主人公が美形キャラであること」!
「ヒロインも超可愛く!その他のキャラも概ね全て魅力的な美形であること」でした。
このへんで、初期案の子供キャラ案とかは一掃されてしまったのですね。

しかし、神宮寺氏が趣味的に、美形キャラ漫画の作成に関してあまり精力的ではなかったため、かなり強めに
編集チェックが入ることになってしまったのでした。うーむ。

美形にしろ美形にしろの注文の嵐の末で「こんな感じ?」と描かれた初期の原稿ですが、
これじゃーちょっとオカマっぽいのでもう少しシャープでワイルドで男性的な面も出して!とのことで

描き直しになったのでした。まあこれは一発OKでしたが。



これは「こんな風に直しましたがどうでしょうか?」と担当編集様にお伺いを立てるFAX。よく残ってたな。
これは女の子ももっと可愛く!と指示が来た反映のようですね。
こうして登場キャラクターたちはどんどん可愛く、美形になることを命じられて修正されたのでした。
これは第一話なので格別熱心のようです。美形でファンの心を掴もう!という戦略の一環で。

中盤で登場した漆黒の少年では、デザイン自体からどんどん美形注文、被人気キャラ注文が出てかなり難産だったようです。

神宮寺氏はあまり美形で売ろうって漫画方針は好きではないんですが、結果的にZERONの火蓋は
そういう部分はかなり高い評価をされたようで(^^;)、次回作以降も必然的にじゃんじゃん美形キャラを出す作品傾向に
なりそうな予感ですね。

それではまた次回!

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