第15回 CG処理とすっぽんウォッチング 2006.10.12公開 10.13追加
CG処理使ってみました
先月売り少年シリウス11月号掲載のZERONの火蓋第11話より、前回破損した機械腕が修理され少しデザインが変わり、
一行はどこかで調達したらしい武装トラックで移動、あかりちゃんのコスチュームも切迫した状況を反映したものになりました。
お尋ね者となってしまったゼロンと一行を待ち受ける運命は如何に。
彼らを追い詰める謎の漆黒の少年の正体と目的は?
さて、今回はノンストップアクションなエピソードでしたが、今言ったゼロンの機械腕改修(エンブレムの装甲部分に新たに合わせ目と、指関節の剥き出し化)や
あかりちゃんもゼロンの手製の武器を持って戦ってるらしいことなど、前回から随分色々変化がありますね。結構期間が開いているのかな。
そして手配書が街々に出回っているようです。これは謎の漆黒の少年の仕業か?(でないとゼロンだけ手配されてるの変だもんな…)
そう、手配書。今回この手配書が至るところに張り出されていましたが、これの多くはCG処理でのテクスチャー貼り付け風合成処理です。
手元に11月号がある方は、特に本編1〜3ページめあたりの手配書地獄なページを見てみて下さい。
合成の方法
例えば、こういう立方体が原稿上に描かれてる場合に、 | 各面にこういう絵を貼り付けたいとします。 |
フォトショップなどの機能を使用して、貼りたい絵を立方体の絵の上に持ってきて、
面に丁度合うように変形します。
以下、同じように、見えてる全ての面に合わせて貼りたい絵を変形させて
貼り付けます。ここではさらに、元々の立方体の色に合わせてみたので、より一層立体ぽく見えます。
今回、こういう感じ(かなり省略してますが)で、街中に張り出された無数の手配書は作られたわけです。
コンピュータ処理作業に長けた若いアシスタントの指導のおかげで、先生もだいぶ勉強になりましたようで。
アナログ画力に長けた先生もデジタル処理の方が優れたり楽である場合、今後も積極的に採用していきたい
ようです。いろいろ教えてあげてね。今後のデジタル使用については随時紹介していきたいと思います。
10月13日補足
ん?あ、今神宮寺氏から追加説明が来ました。CG加工製作については概ねこの通りですが、その先があるそうです。
こうして作ったCG加工を、原稿用紙で使用するサイズと同一スケールで印刷しハサミで切り抜いて、ペーパーセメントで手動で貼り付けていってるとのことです。
それは手間だな!!
「無数の手配書」って書いたばかりだけど、無数の手配書は無数のペタペタ貼り付けで作られたわけか!
それじゃ実際に手配書を壁に貼ってるのと殆ど同じじゃん!(笑)
ざらついた原稿用紙に描いている関係上、それに直接インクジェット印刷することは困難…とのことだけど、デジタル処理を取り入れても新たなアナログ加工の手間が発生してるのは、あまり楽になってるとも言えないような気が…(^^;)。
すっぽんウォッチング
それともう一件。
11月号巻末コメントで「巨大なすっぽんを発見!」とありますが、その映像をここで公開しましょう。
2006年8月14日に撮影された第一号すっぽん映像。30cm以上ある 大きなものらしい。野生のすっぽんなど初めてなので、びっくり。 |
これは翌8月15日撮影の別のすっぽん。これは小ぶり。 実はいっぱいいたのだ!私も引越し前はこの川の近所に長く住んでたけど、 すっぽんなんか全く気付かなかった! |
上のと同じ場所、別の日。すっぽんも同じかも。 大きなアカミミガメが接近してきて気にしてる様子? こうやって比べるとすっぽんの水中用に適した特殊な身体が目立ちます。 |
さらに別の日、別の場所。このすっぽんとアカミミガメはなかよし? すっぽんの尖がった鼻先がよく分かるショットです。 |
さらに別の日、アップ映像。この川にはカワセミやユリカモメなどもいて 結構なんでもあり(笑)。でもカメはのろいから撮り易いかも。 |
それにしてもすっぽんなんかいるもんなんだなあ…田舎でも見たこと無かったけど。この近くにすっぽん料理店があるけど、
そこから逃げたものか?あるいはそこの料理店はこの川から調達してるのか(笑)?
今年はすっぽんどころか、カミツキガメが発見されたりして騒ぎになった川ですが、そっちは危ないから繁殖してないといいな…
ではまた次回!